個別には買戻しの域出ず【正直じいさんの株で大判小判】

地政学リスク後退し急反発

１６日午前の東京市場は急反発、日経平均は５６２円高です。ウクライナ国境付近からロシアが軍隊の一部撤収したことから地政学リスクが後退、欧米株が大幅に上昇した流れを引き継ぎました。朝方に５８０円超に上昇したあと伸び悩む場面がありましたが、前引けにかけ高値圏に持ち直しており、東証１部の値上がり銘柄数は１７７２と８割以上が値上がりしています。

シキノハイテクとアルバックへの買にとどめる

ただ、インデックス主導の上昇で、個別にはグロース系を中心に上値が重く、５日線を下回って推移している銘柄が多く買戻しの域を出ていません。地政学リスク後退に伴い米債が売られたことで米長期債利回りは上昇しており、今晩に日に公表される１月開催のＦＯＭＣ議事録が気になるところで、前場はシキノハイテク<6614>とアルバック<6728>への打診買いにとどめました。

花咲 翁

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