自国のことは自国で守る【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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悪魔のような殺戮を行うはずはない?

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が泥沼化の様相を呈してきた。
日本での日々の生活では、第2次世界大戦のことが歴史の教科書に書かれていたり、TVドラマや映画などで戦時中のことが描かれていたりするが、それを実際に観て反戦の思いを強く思う一方で、21世紀の時代に世界のお手本になるべき超大国が、悪魔のような殺戮を行うはずはないと思い込んでいた面もあった。

攻める側には平和主義は関係ない

あり得ないと思っていたことが実際に起こったことで、多くの日本人が危機意識を持ったのではないだろうか。
日本では憲法9条で「戦争の放棄」や「戦力の不保持」、「交戦権の否認」を定めていて、憲法の基本原則として「平和主義」を規定している。日本が平和主義を掲げていても、攻める側にとっては、そんな平和主義は関係なく攻めてくる。今回のウクライナ侵攻で自国のことは自国で守るしかないことを痛感した。
安倍元首相や維新の松井党首などから核武装の議論が出てきているが、その賛否両論はともかくとして、国を守る論議はすべきだろう。

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