SBG、ファストリの下落吸収して続伸
昨日の東京株式市場は続伸しました。14日の米国市場はマチマチの展開でしたが、ナスダックが底割れしました。半導体SOX指数も3%超の下落でしたが、東京市場は半導体関連は比較的シッカリの展開。このところ上海や香港市場でテック株が急落しているためSBGが日経平均下落寄与度2位、そして中国の新型コロナ再拡大でファーストリテイリングが年初来安値を更新し寄与度1位といった具合でしたが、これらの下落を吸収して続伸したことはとても評価できると思います。
ウクライナ情勢は相当織り込む
また、原油などの資源価格や穀物相場が崩れており、関連銘柄に急落するものが目につきました。しかし、一方でウィズコロナ、アフターコロナ関連銘柄が買われており、相場の雰囲気が変わってきました。ウクライナ情勢に今のところ好転の兆しは見られませんが、相当に相場には織り込まれてきたように思われます。
問題は今後の利上げ回数と速度
さて米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まりました。米国は今週から夏時間に移行しましたので、結果は17日深夜に発表されます。今回は0.25%利上げでの決着でしょう。問題は今後の利上げ回数とその速度です。FOMC参加メンバーが適切と考えるFFレートの誘導目標水準を点の分布で示すドットチャートに注目となります。資源価格がピークアウトの兆しが出てきている中で、インフレ抑制とウクライナ情勢、また、中国深せんの新型コロナ感染拡大によるロックダウンの影響などを加味してどういった結果になるのか。
時間経過とともに持ち直しへ
現在は悪材料を一つ一つ相場に織り込む展開であり、ウクライナがどのような展開になるのかは分かりませんが、核使用などがなければ時間経過とともに持ち直すのではないかと思います。昨日もお伝えしましたように2万5600円台を抜け出せば上昇転換すると考えております。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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