徐々にリバウンド相場へ
昨日の東京株式市場はマチマチの展開でした。プライム市場は値下がり銘柄が圧倒しており、疑心暗鬼の雰囲気がありましたが、筆者は先週で底入れし、今後は徐々にリバウンド相場へと移るものと考えています。
米国市場21年ぶり7週続落も5日線回復
米国市場は21年ぶりの7週続落となりました。しかし、先週末は反発し主要3指数は5日線を回復してきました。過去90年間でS&P500指数が7週連続安したのは過去3回しかないそうです。
ラッセル2000が反転
そして小型株指数のラッセル2000がコロナショック前の高値まで下落して反転しました。年初からの下落相場を先導してきたラッセル2000が量的緩和バブルの起点に戻ったことで、ここで一旦は調整局面が終わり、リバウンド相場の入り口に突っかかった印象です。
一進一退で下値切り上げ
当然、痛みも大きいために一進一退とはなるでしょうが、今後は徐々に下値を切り上げる展開が期待できるかもしれません。
スノーピークは高値から半値以下に下落
個別ではスノーピーク<7816>に注目しています。キャンプ用品などアウトドア商品の製造販売大手企業です。コロナ禍で蜜を避けられるレジャーとしてキャンプが脚光を浴び、業績拡大により株価は昨年11月末に4490円まで上昇しました。しかし、年明けに入り月次の売り上げが伸び悩んだことで先週11日には2015円まで下落しました。1~3月はもともとオフシーズンであり、月次が伸び悩むのは当然のことです。
1~3月期は67%営業増益
先週末に発表された第1四半期決算では、1~3月期の連結営業利益は9.4億円(前年同期比67%増)で着地。決算を受けて寄り付きは217円高の2350円で寄り付き、その後2519円まで上昇しましたが、戻り売りを浴びて2224円まで押し目を形成してもみあいとなりました。5日移動平均線が上昇に転じてきたことから、この押し目は買い目線で見ています。
ビジョナルは日足三段下げから反発
また、ビジョナル<4194>にも注目。会員制転職プラットフォーム「ビズリーチ」を運営するハイクラス人材派遣会社です。昨年12月高値の1万1550円から日足三段下げを演じて先週12日には5810円まで下落しましたが、その後2日間で5日線回復まで反発してきました。増収増益決算予想の割には信用買い残が20万株程度しかなく、一発高狙いです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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