日本の超長期債【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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米長期金利上昇を受け反落

昨日の東京株式市場は反落しました。19日、英統計局が発表した9月の消費者物価指数は前年同月比10.1%と40年ぶりに2桁上昇に達した7月に並ぶ水準となりました。この高水準の消費者物価指数は米国債市場にも影響し、欧米の中央銀行は今後も積極的な利上げを継続するとの見方が広がり、米10年債利回りは4.137%に上昇しました。長期金利の上昇を受けてNY主要3指数は反落したことから東京株式市場の売りが持ち込まれました。

早晩、インフレ懸念の高まり意識

日本は日銀が量的金融緩和継続を訴えており、10年国債の利回りを0.25%に押さえ込んでいます。しかし、19日と20日は一時0.255%をつける場面がありました。実はそれよりも長い年限の国債利回りは上昇しています。20年債利回りは8月17日の0.745%をボトムに昨日は1.140%、30年債利回りも8月16日の0.89625%から昨日は1.27625%に上昇しています。日本の消費者物価は3%程度と欧米と比較すると非常に低い水準ですが、卸売物価は前年比で9%上昇しているため、早晩、インフレ懸念の高まりが意識されることになりそうです。

年末ラリーへは節抜け必要

さて、日経平均は19日終値でほんの少し200日線を回復していましたが、昨日の下落で一気に25日線や5日線まで割り込んでしまい残念な結果となってしまいました。依然として200日線や今月6日高値が壁として立ちはだかります。年末に向けてのラリーが起こるためにはこの節を抜けねばなりません。個別では日本製鋼所<5631>と井筒屋<8260>に注目します。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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