金融不安くすぶるなか底堅さ発揮
前週の東京市場は反発しました。日経平均は前週末比５１円高です。週明けは米国株安を受け３８８円安と大幅に反落、休日明けの２２日は金融システム不安へ過度な不安が緩和されたことで買い戻しを巻き込んで５２０円高と急反発しました。２３、２４日と続落しましたが下げ渋って２ケタの下落にとどまっており、週間では小幅ながら上昇しています。金融不安がくすぶるなか米国株が不安定な動きを続けるなか、底堅さを発揮しました。
全般は膠着感の強い動き
週明けは３月末権利取りの買いが下値を支える一方、米金融情勢が上値を抑え、全般は膠着感の強い動きになるでしょう。物色は高配当銘柄の一方で、米長期金利低下を受けた米ハイテク株高や春のＩＰＯラッシュを迎えていることから、半導体関連に加え新興グロース株が強く、引き続き昨年からのＩＰＯ銘柄を中心に動きのいい中小型株で値幅を狙う方針です。
花咲 翁
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