5MAクロスを回避できるか【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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小幅に反発も上下動激しい

20日の東京株式市場はマチマチの展開でした。日経平均は小幅に反発もTOPIXは小幅に続落しました。相変わらず日経平均の上下動は激しく、昨日も上下幅385円。日中取引においては下げだしたと思えば上昇に転じ、前日比プラスになると突然売り物で押され、売りが出尽くすとまた上げに転じる。

本日の終値位置は重要

依然として高値圏で綱引きが繰り返されているように見えますが、日経平均は16日と19日にザラ場高値を3万3772円で揃える毛抜き天井の可能性があり、昨日は下値を切り下げる動きとなりました。終値ベースで5日移動平均線を2日間下回りましたが、5日線自体は上向きですので崩れてはいません。本日の終値位置は重要で、3万3503円を上回れないと下向き転じます。

騰落6日平均を一気に下回る

25日騰落レシオは107.6%と過熱感はありませんが、短期6日騰落レシオに目を転じると、5月31日の53.5%をボトムに6月16日には200%まで急騰しましたが、その後2日間で129.3%まで急低下し騰落6日平均(153.5%)を一気に下回りました。

インバウンド需要織り込み調整

日経平均採用225銘柄の25日線割れは先週末16日に29銘柄まで減少していましたが、昨日段階では45銘柄と1/5が弱含みに変化してきました。業種別で見ると大手ゼネコン株、百貨店株、医薬品株、電鉄株、海運株が目立っており、内需系が弱いことが分かります。どうもインバウンド需要を株価にある程度織り込んでしまい、いち早く調整局面を迎えているようです。

毛抜き天井否定できるか

本日は5MAクロスを避けられるのかどうか、そして早晩、毛抜き天井を否定できるのかどうかが注目点です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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