上下に髭の2日間【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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値嵩半導体株主導で上昇

24日の米国市場では主要3指数が反発しました。長期債利回りが低下したことで、ハイテク株比率が高いナスダックが0.93%上昇。また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.38%上昇となり、本日の東京市場でも値嵩半導体株が主導する形で上昇し、続伸しました。巷では、昨日の日経平均が長い下髭を引いた「たくり足」となったことで、二番底形成がなされ、底入れしたとの声が聞かれます。

売られ過ぎのリバウンド

確かに売買代金も3兆7241億円と前日の2兆8792億円から急増したことで、セリング・クライマックスだった可能性はありますが、一般的なテクニカル分析では、10月4日の3万487円に対し昨日の3万551円が二番底と確定するのは10月13日の3万2533円高値を超えた時点で確定しますので、現段階で底入れ宣言とはいかず、今の段階では売られ過ぎのリバウンドとしか解説できません。

上髭陰線で上値の重さ

日経平均は一時3万1466円高値までありましたが、戻り売りにより引けに掛けて上げ幅を縮小し3万1269円で取引を終えました。日経平均もTOPIXも5日線を回復しましたが、日足ローソク足は上髭の陰線形成で上値の重たさを感じます。25日騰落レシオが74%と売られ過ぎとされる80%を切ったことで、自然発生的にリバウンドしたという範囲にとどまります。

次の変化日は11月2日前後

日経平均は33日サイクルで動いていることを度々お伝えしてきました。9月6日高値から33日目が昨日でした。次の変化日は9月15日高値から33日目となる11月2日前後です。その時の位置が高ければ売り、安ければ買いではないかと思われます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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