円安定着で輸出系継続だが?【高野恭壽の株式情報これでどゃ!!】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

(通巻3414号)

ソフトバンクGも調整局面から戻す動きへ

 3月最終日は原理、配当落ちで大幅に下落した部分のほぼ半分を埋める形で反発しました。日銀の円安に対する円買い介入が警戒されていましたが、当面は介入懸念が薄れたことで円安が維持されています。また、米国の利下げが6月説が有力だったのですが、米国の景気指標が堅調さを保っているために利下げは更に、遠のく可能性か高まりました。そのため日米の金利差は拡大基調を維持することになりますので、円高に振れる可能性は当面,薄くなりました。そうしたことを踏まえて半導体系などのハイテクはじめ円安関連銘柄の物色意欲は高まることになります。また、好決算見込みの銘柄も物色される動きが強まっていくとみられます。ただ、内需系は円安の動きがつよまっているために、見送られることになりそうです。

 ただ、賃上げによる消費の回復が見込まれることで小売り系などは個別に物色される動きがみられていました。高値圏でもみ合っていた高島屋(8233)などがそうした流れから上値を窺う可能性があります。

 

また、再生エネで先週に大きく動意づいた岩谷産(8088)などは更に、上値を追う可能性が強く、引き続き要注目です。一貫推奨中のソフトバンクGですが、9000円を割り込んだものの、8900円台で踏ん張りがみられていました。高値からほぼ8日間の調整が続いていましたが、4月の年度替わりを迎えたことで9000円台に戻す可能性が高くなりました。米国でAI関連が一貫して買われていますので、その動きが同社にも反映されていくものとみています。

 

小物でちゅうもくしていましたコメ兵(2780)も4000円台に乗せてくる可能性が高くなっており、更に、一段高を期待できそうです。新たな動きで目立っていた小物ではアイフル(8515)です。先週は420円台からあげはじめ、467円まで買われていました。一気の上げに対する反動安があれば注目したいところです。ジリ高傾向がみられている千代田化工建(6366)は400円台に乗せてしっかりした動きになっています。ここから上値を追う動きが強まっていくことも予想できますので、注目するも悪くありません。化学では住友化学が下値を切り上げる動きが続いています。来季への期待が次第に強まっていますので、水準を上げていくことになりそうです。

 

 

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