市場介入を警戒【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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大幅反落

本日の東京株式市場は大幅反落となりました。

NYはテクノロジーセクターに警戒感広がる

24日のNY市場はマチマチの展開でしたが、取引終了後に発表されたフェイスブックの親会社メタ・プラットフォームズの売り上げ見通しが市場予想を下回り、時間外取引で19%もの急落となったことでテクノロジーセクター全般に警戒感が広がっています。

ここより7営業日は弱い

日経平均は19日安値から3営業日で1727円幅リバウンドしましたが、その半分近くを一気に押し返されてしまいました。19日安値から5分足チャートでは5波動の上昇が完成しての折り返しです。このところ10日間隔でのトレンドサイクルを繰り返していますが、3日リバウンドで終わったことで、ここより7営業日は弱いと考えられます。

三段下げなら3万6181円がターゲット

その時、19日安値に対する二番底形成となるのか、三段下げへと向かうのか。三段下げに向かう場合は昨年10月安値からの上昇幅の半値押しとなる3万6181円がターゲットとなりましょう。

円安進行止まらず

ところで、円安進行が止まりません。本日は155円60銭台まで円安が進行しています。政府・日銀の防衛ラインは155円と言われていました。となれば、ここで市場介入があっても可笑しくはなかったのですが、本日は5・10日のため、企業の決済が集中する日であり、介入によりレートを大きく動かしたくないという事情があったのではないでしょうか。

一部政策変更とセットで円買い介入?

また、単独介入であれば効果は限定的であり、ある意味買い場を提供するにとどまる可能性があります。そのため、明日の日銀会合での一部政策変更(国債購入額の減額?)とのセットで円買い介入したほうが効果的だとの判断になっているのかもしれません。

日本円以上にアジア通貨が急速に売られる

円安が進行しているにも関わらず、トヨタ自動車や日産、ホンダ等の輸送株が売られており、介入警戒感はかなり高まっているものと思われます。また、日本円以上にアジア通貨が急速に売られています。これは相場的には一番危ない傾向ですので注意が必要です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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