仕組まれたトランプ高関税ショック【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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スタグフレーションへの警戒高まる

4月3日の日経平均は大幅安となり989円(2.77%)安の3万4735円で終えた。節目の3万5000円を下回り、2024年8月6日以来、約8カ月ぶりの安値だ。
一時、下げ幅は1600円を超え3万4102円を付ける場面があった。トランプ米政権が貿易相手国・地域と同水準に関税を引き上げる「相互関税」の詳細を公表し、日本に24%の追加関税を課すと明らかにした。高関税が日本や世界全体の経済に与える悪影響が改めて意識された。インフレと景気減速の同時進行の「スタグフレーション」が警戒された。

外国人投機筋の売り仕掛け

既に日本時間3日早朝6時の大阪取引所の日経平均先物は930円安い3万4830円で終えていた。米国市場はその1時間前(日本時間5時)にダウ工業株30種平均は235ドル高で終えていた。その時点では日経平均先物は3万6510円と上昇していた。それから僅か1時間で1680円(▼4.6%)も売られたのだ。3日の先物取引開始時には日経225先物は3万3390円まで売られた。つまり、外国人投機筋は前日の米国で高関税のニュースが発表されると大証の先物市場で日経225先物を3万6510円で売り仕掛け、3日の9時前には3万3390円まで3120円も下げさせたのである。

一転して3月第4週に売り越し

この間、僅か1時間15分だ。米国市場でダウ平均が3月13日の安値4万661ドルを割れずに戻すようなら、3日の225先物の安値が底になるだろう。日経平均は3月11日に3万5987円の安値を付けた後、3月26日には3万8220円まで2233円上昇した。この上昇は外国人投機筋による先物の買戻しだ。3月10日~21日の先物の投資部門別株式売買動向(日経平均先物、TOPIX先物、ミニ日経平均先物、ミニTOPIX先物の合計)によると、外国人投資家は2週間で6959億円買い越した。しかし、外国人投機筋は一転して3月第4週(3月24~28日)には、4312億円売り越しに転じた。現物株との合算では1兆2729億円の売り越しだ。

外国人投機筋に支配される日本株

4月に入っても売りを仕掛けており、日本株は外国人投機筋に支配されている。外国人投機筋は個人投資家が弱気になれば買戻しを入れる。その時は米ハイテク株の代表的なマグニフィセント7(壮大な7銘柄)が底を打って買い戻される。

潮流銘柄は?

潮流銘柄は良品計画(7453)、三菱商事(8058)、スカパーJSATホールディングス(9412)。

 

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。

代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に投資情報や個別銘柄、日経225先物の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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