ア然として見ているだけ
多くの投資家が、寄り付きからあぜんとして見ているだけだっただろう。
先週末は米国でザイオンズ・バンコープが16日に商業ローンに関連し、借り手による不正疑惑で5000万ドル(約75億円)の損失が生じたと開示し、地銀株が急落。これが東京市場でもメガバンク筆頭に金融株の下落に波及したうえ、国内では日本維新の会が連立条件に「議員定数の削減を条件にする」と伝わったことを受けて、自民党との連立に黄色信号が灯ったことがリスク回避の売りを加速させた。
その後はニューヨーク市場で金融株の反発と同時に自民党が議員定数の削減を受け入れると伝わるとナイトセッションの225先物が急伸し、その動きがこの日寄り付きから継続し、押し目を入れることなく上値追いが続き日経平均はあっさりと4万9000円台に乗せた。
アルゴは単純にニュースに反応
日経平均構成銘柄での値下がりは僅か7銘柄で、ソフトバンクグループ(9984)や安川電機(6506)、ファナック(6954)、レーザーテック(6920)などこの数か月指数の上昇を牽引していた銘柄がズラリとならび、みずほ(8411)やりそなHD(8308)など銀行も上げ幅を拡げた。「維新の議員定数削減は大阪でも断行されたことだから先週末の急落は予想外」(大阪の証券筋)ながら、アルゴは単純にニュースに反応して売りで反応したようだ。この日は連立合意に反応して買い転換したが、動きが急過ぎてついて行けない個人会社投資家は多いだろう。
指数の乱高下に振り回されるな!
この日はTOPIXは高値更新しておらず先物による日経平均主導であることには留意しておきたい。明日は首班指名でその後には組閣が予定されているが、その過程で利益確定売りによるスピード調整があるならそれを待ちたい。米国も金融株の不透明感が払拭されたわけではないだけに指数の乱高下に振り回されることは避けたい。


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