循環物色と言えばそれまでだが…【転ばぬ先のテクニカル】

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エヌビディア好決算期待で半導体関連引っ張る

本日の東京株式市場は半導体関連銘柄に引っ張られる形で反発しました。明晩、エヌビディアの決算発表が予定されており、好業績期待で関連株が先買いされているようです。

トランプ関税巡りNY市場揺れる

さて、先週末20日に米最高裁がトランプ関税に関して「違憲」判断を公表しました。この違憲判決に対しトランプ政権は代替の関税を発表しましたが、従来より企業負担が減少するとして株価は反発しました。ところが、20日に10%関税としていたトランプ大統領が翌21日に15%に引き上げると表明。今回の処置は「1974年通商法122条」に基づいたもので、150日間限定です。その期限が切れれば「通商法301条」の発動を視野に入れていると言われています。これらの最高裁判決には1~2年掛かると思われ、そうこうしているうちにトランプ大統領の任期が終わる…。このように見ていくと、確信犯的な関税プレイと言えそうです。NY株式市場は週末2日間で冷静さを取り戻し、貿易摩擦の激化や経済混乱への懸念が再燃。23日のNY市場は反落となりました。

アンソロピックのイベントで何が出てくるか⁉

また、このところお騒がせの米国のAIスタートアップ企業のアンソロピックが、同社の「クロードコード」を活用すれば旧式のプログラミング言語を使ったコードの書き換えが可能との見解を示しました。このニュースを受けてIBMが13%超の急落となりました。アンソロピックが何かを発表すると過剰に売られるセクターが増えていきます。そのアンソロピックは本日「ザ・ブリーフィング」というイベントを開催予定。何が出てくるか⁉

シトリーニ・リサーチのリポートで売り広がる

更に、AIが経済に及ぼす潜在的リスクを指摘したシトリーニ・リサーチのリポートが発表され、リポートで名前が挙がったドアダッシュやアメリカン・エクスプレス、ウーバーイーツやマスターカードなどへも波及し、宅配やカード会社が売られました。

日々、何かが起こり平穏な取引など夢のまた夢

このような状況下、東京市場でも関連銘柄が売られました。NECや富士通などのソフトウエア関連やFFRI、トレンドマイクロなどのセキュリティ関連銘柄が大幅安。出来高が通常の倍以上となっており投げ売り状態です。また、本日の東京時間には中国が日本企業20社、団体に軍民両用品の輸出を禁止と言いう報が流れ、三菱重工業や川崎重工などの防衛関連銘柄が売られる展開となりました。最近は日々、何かが起こり平穏な取引など夢のまた夢となっています。

反発も物色二極化し少々面倒な局面

しかし、指数はアドバンテストやフジクラなどの値嵩株が買われたことで日経平均もTOPIXも反発しました。物色が二極化しており、少々面倒な局面を迎えています。

指数は今月19日高値超えられるかどうか

指数に関しては今月19日高値を超えられるかどうかです。日経平均の19日高値は5万7709円でTOPIXのそれは3858.5ポイントです。モメンタムが低下傾向を示しており、超えられない場合は二番天井からの下落の可能性がありますので注目しましょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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