「正直じいさんの大判小判」~NYハイテク、IT関連株の下げ止まりを待つ

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞

 28日午前の東京市場は反落、日経平均は58円安です。前日のNY株安を受け売りが優勢でしたが、1ドル112円台まで進んだ円安が支えになり、下げ幅は小幅にとどまりました。前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆1500億円です。
 きょうも自動車やメガバンクなど金融株が買われるなど大型株中心の展開で、米ハイテク株安を受け、電機、精密やIT関連の中小型株には利益確定売りが先行しました。ソフトバンクG(9984)はしっかりですが、任天堂(7974)は反落です。新興市場もジャスダック、マザーズとも安く引けました。
欧州委員会が独占禁止法に違反したとしてグーグルに制裁金を課すと発表したことで、持ち株会社のアルファベットが大幅安となり、ネット株などが幅広く売られた流れが波及しており、直近人気を集め高値圏にあった銘柄に値を崩すものが目立っています。
ミロク情報(9928)や岡本工作(6125)、ゼンリン(9474)、タツモ(6266)、インフォテリア(3853)、郷鉄工(6397)、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)などピックアップ銘柄の上昇基調は崩れていません。ただ、追撃買いはNY市場のハイテク、IT関連株の下げ止まりを待ってからで、きょうの午後は見送りとします。
花咲 翁

証券市場新聞 https://marketpress.jp/

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