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下げ渋るも利益確定売りが優勢
21日午前の東京市場は反落。前日の米国株安を受け下値模索の展開で、売り一巡後は下げ渋りましたが、日経平均は85円安と上値の重い状況です。為替は113円30銭台と円安に振ていますが反応は限定的で、時価総額の大きい大型株を中心に利益確定売りが優勢でした。前場段階の東証1部売買代金は概算で1兆989億円です。
手掛かり材料難に方向感欠く
米税制改革の成立が確実になりましたが、当面の好材料出尽くしとはいかないまでも反応は鈍く、手掛かり材料難で方向感に乏しい展開となりました。談合を嫌気して売られていたゼネコンや利益確定売りに反落していた中小型株にも反発する銘柄が散見されますが、いずれも自律反発の域を出ていません。
キャッシュポジション高め次の展開に備える
下値は堅い一方上値も重く、中小型株の個別物色が続くとはみていますが、利益が乗っているものはいったん利食って、キャッシュポジションを高めながら次の展開に備えるべきでしょう。敢えて参戦するなら、より強い銘柄に絞り込んで、割り切った姿勢で機敏な対処が必要です。
明確な上昇トレンドを維持する中小型好業績株
引き続きミクニ(7247)、立川ブラインド(7989)、日本動物高度医療(6039)など明確な上昇トレンドを維持する中小型好業績株の下値を拾う一方、来年の相場に向けた新しい流れを探っていきたいと思います。
花咲 翁
証券市場新聞 ~株式ニュースと相場見通し~
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