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米長期金利上昇で再びリスクオフ
22日午前の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は258円安です。米長期金利の上昇を受けたNY株が乱高下ののすえ安く引けたことで、再びリスクオフの動きが強まりました。為替が107円台前半へ円高に振れていることも買いを手控えさせており、一時340円超まで下落したあとは下げ幅を縮めましたが、戻りは限られています。
VIX反発に転じ2番続を意識
前場段階の東証1部の売買代金は概算で1兆2975億円にとどまり、薄商いのなかインデックス売買に振らされやすい状況が続いています。VIX指数は下げ渋りから反発に転じており、2番底が意識されているのでしょう。薬品や情報通信など内需株は相対的に底堅く推移しましたが、前日まで賑わいを見せた中小型株も買いが手控えられました。
日経平均PERは再び13倍割れ
しばらくは米長期金利とNY株睨みで、上下動を繰り返すことになりそうですが、日経平均のPERは再び13倍を割り込んでいます。好調な企業業績が下値を支えており、過度な警戒は必要ないでしょう。全般軟調ながらトレンドの強い中小型株の下値には買いが入っており、中小型好業績株の個別物色が続くとの見方も変えていません。
SBSHDが連日の最高値
ピックアップ銘柄ではリード役のVテクノロジー(7717)が朝安の後プラスに浮上しており、SBSHD(2384)は連日で実質最高値を更新、シグマクシス(6088)が新値をとってきました。ハーバー研究所(4925)やキトー(6049)、SMN(6185)、日本電子(6951)、LINK&M(2170)も底堅く推移しており、より強い動きを見せている銘柄に絞り込んで下値を狙っていきたいと考えます。
花咲 翁
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