薄商いながら底堅い
15日の東京市場は小幅ながら反発しました。日経平均は26円高です。米保護主義を警戒したNY株安と円高が重しで続落スタートととなり、一時下げ幅を220円超に広げましたが、後場からは日銀ETF買いが意識され、次第に押目買いや買い戻しが優勢になりました。東証1部の売買代金は概算で2兆2350億円と今年最低ながら底堅い動きです。
IPOも好人気
ただし、日米ともに政局不安が消えたわけではなく、決算期末を控え国内機関投資家に動きがなく、主力株に手を出しづらい状況に変化はありません。一方で個別に値を飛ばす銘柄が目立つなど、中小型株中心の展開が続いており、きょうマザーズに上場した神戸天然物化学(6568)は公開価格を57%上回る3665円で初値を付けたあとも4000円台まで上昇するなどIPOも人気を集めました。
ヤクルトは戻り足に弾みつく局面
ピックアップ銘柄はヤクルト(2267)が着実に下値を切り上げてきましたが、上値抵抗ラインの8000円を上抜けば、戻り足に弾みがついてきます。プラッツ(7813)、シグマクシス(6088)も底堅く、下値買いを続けていいでしょう。一方、ウイン・パートナーズ(3183)は3日続落と、上値の重さを感じさせる動きで手仕舞いとし、替わってソウルドアウト(6553)を加えておきます。
花咲 翁
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