目次
下げ渋りも終始売り優勢の展開
29日の東京市場は反落しました。日経平均は122日円安です。イタリアの政治不安を受け欧州株式市場が下げ、108円台後半まで進んだ円高が重石になりました。日銀ETF買いへの思惑から引けにかけて下げ渋りましたが、終始売り優勢の展開で、東証1部売買代金は概算で概算で2兆354億円と薄商いが続くなか、為替と株価指数先物への仕掛け的な売りに230円超に下げ幅を広げる場面がありました。
個別物色も広がりは見られず
マザーズ数やジャスダックも大幅に続落するなど、手詰まり感がさらに強まり、引き続き東海カーボンややまねメディカルなど強い銘柄が個別に人気を集めましたが、物色に広がりは見られません。米朝首脳会談開催に向けた動向に加え、欧州政治リスクも警戒され、積極的な買いを入れづらいことから、先駆した銘柄に急落する銘柄が目立つなど、資金の逃げ足も速くなっている印象です。
中小型株も個別に値動きが鈍る
需給は中小型株へ資金がシフトしやすい状況が続いていますが、個別に値動きが鈍ってきた銘柄が増えており、ピックアップしているソウルドアウト(6553)やシスメックス(6869)も一部利益を確定しました。デイトレ候補も評価益、評価損の出ているものを合わせて一部損益を確定して、一旦様子を見ることとしましたが、より強い動きを見せ、人気が集中する銘柄には割り切って追撃買いを入れたいと考えています。
花咲 翁
コメント