戻り売りで対処【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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TOPIX5月30日の終値を割り込む

昨日の東京株式市場は続落しました。騰落レシオが80%を切ってきており、間もなく反発するものと思われますが、日経平均に比べてテクニカルチャートが悪化しているTOPIXが5月30日の終値を割り込んできました。こうなると昨年5月~9月までもみあっていた1600ポイント近辺まで節目がありません。

日経平均2万1000円攻防も

昨年8月高値が1642ポイント、本年3月安値が1645ポイントであり、ここより約100ポイント程度、ダラダラと下落していく可能性が出てきました。仮にTOPIXが100ポイント下落するとするならば、足元のNT倍率が13倍弱のため、日経平均では1300円程度下落することが計算でき、2万1000円攻防の可能性があります。

リバウンド機運も底入れとはならず

騰落レシオが陰の極に近づいており、目先的な反発が近づいているものと思われますが、リバウンド機運の高まりでも底入れとはならず、そこは戻り売りで対処と考えるべきでしょう。お伝えしておりましたように6月21日に米Nasdaq市場の一目均衡表の雲が捻れました。その日から続落となり5日線、一目均衡表の転換線を割り込んで参りました。

Nasdaqの値動きに細心の注意を

このところNasdaqと日経平均との連動性が薄れていましたが、本来、日経平均はNYダウよりもNasdaqとの相性が良い時期が長らく続いていました。Nasdaqが頭打ちとなり、下落傾向ともなれば、その時は日経平均にも大きな下押し圧力が掛かる可能性があります。為替市場同様にNasdaqの値動きに細心の注意が必要と思われます。




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