新安値銘柄の急増【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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落ち着きどころ探る

 昨日の日経平均は先週末の終値を挟んで終日静かな取引となりました。一日中、上海市場の動向を見ながらの展開で、日本独自の売買は午前中の1時間程度といったところでしょうか。主体性もなく、足元で進む決算発表を見ながら粛々と様々なデータを織り込んで落ち着きどころを探っているようです。

週末はSQで変化日

 今週末はオプションSQであり、7月5日安値から52日目の変化日を迎えます。また、週末からお盆休みというカレンダー事情もあり、市場ボリュームも週末に向けて縮小気味となりましょう。日経平均は17円安程度で取引を終えましたが、TOPIXは9.6ポイント安で、25日線まで押し戻されてしまいました。

圧倒的な売り越し

 値上り銘柄540に対し値下がり銘柄は1486と圧倒的な売り越しです。新値銘柄も高値更新は東証一部で23にとどまり、安値更新は125です。新安値3桁は7月11日以来のことですが、この時は対中2000億ドルの追加関税発動が伝えられ、2万1744円安値まで株価が急落した時です。

無理をせず軽めのポジション

 決算発表による影響での安値更新銘柄急増ではありますが、市場の雰囲気が非常に悪化していることが分かります。8月相場はアナリストの弱気に対して意外高を唱えておりましたが、はやくも難しくなった印象です。無理をせずに軽めのポジションでのぞむ必要がありそうです。

日々勇太朗




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