米中首脳会談の動きを分析【225先物「ハチロク」の裏話】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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5日間で上げ幅は約755円

 先週の日経平均は5日連続続伸しその間の上げ幅は約755円となった。週初には2025年の万博が大阪で決まったことので安値圏であった日経平均には祝儀的な買いが入り上昇した。
 週半ばにはパウエルFRB議長が12月のFOMCで金利引き上げを打ち止めするような発言が伝わりNY市場が大幅高となり日本株も連れ高した。

モルガンの強気引き上げも支援

 この間、上値抵抗ラインであった2万1900円処を抜き下落過程でできた窓も埋め(2万2046円29銭)たため売り方の買戻しが入り29日には2万2437円95銭まで上昇した。また、25日に米モルガン・スタンレーが2019年の日本株の見通しを中立から強気に引き上げたことも注目されよう。

イベント通過で買いが入ってくる可能性も

 同社は9月11日にも日本株を強気に引き上げたがその後10月上旬には日経平均が27年ぶりの高値を回復しており今回も買い材料を探していた外国人投資家の背中を押しそうである。
 執筆は金曜日の午前中なので1日の米中首脳会談の内容がわからないが個人的には「一部を認め大筋を再継続」といった形で決着には至らず交渉継続となるとみている。
そうなればイベント通過で買いが入ってくる可能性もあると思われる。

上げの一方通行とはなりにくそう

 チャート的には75日移動平均線、100日移動平均線が2万2550円前後に位置する。更に週足の13週、26週は2万2710円処に位置し2万2700円以上を抜いてくるには相当のボユームが必要である。
 また、11月8日に2万2583円43銭の戻り高値を付けており近付くと戻り売りが出やすい状況である。テクニカル的にもストキャストが84%と「過熱感」で出てきており上げの一方通行とはなりにくそうである。

「吹き値売りの突っ込み買い」

 全体としては上げ基調であるが2万2500円から2万2700円の壁は厚いと思われ今週は「吹き値売りの突っ込み買い」で対処したい。レンジは2万1700円から2万2700円を想定する。

(ハチロク)




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