2万1000円突破は可能か?【転ばぬ先のテクニカル】

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買戻しに大幅反発

 昨日の東京株式市場は大幅反発となりました。先週末は東京市場3連休前という事情に加え、米中首脳会談が米中貿易交渉の期限内には行われない見通しが伝わっていたために相当なヘッジ売りが入っていたものと思われます。それは48.7%に跳ね上がっていた空売り比率にも現れていました。

際立ったサインではない

 残念なのは月曜日が建国記念日の祝日で取引がなかったことです。先週末のシカゴ市場では日経平均先物は2万0305円(ザラ場安値2万0160円)でしたので、うまく動けば金曜日の陰線に陽線が差し込むか陽線包み足の可能性がありました。昨日の上昇は前日の陰線の中から始まっての高値抜けですので、特に際立ったサインはありません。日足ローソク足で2月7日~8日に空けた窓を埋めたくらいのことです。

陰線続きに変化の兆し

 評価できるポイントは、大幅高にも関わらずダレることなく陽線形成したことでしょう。そういう意味では、陰線続きだった東京市場に変化の兆しが出てきている可能性があるという点です。

調整完了とは確定できず

 週足では先週の陰線に陽線が孕んだ形です。25日線、5日線を回復してきましたが、買い戻し終了後に更に上値を追いかけることが出来るのかどうかです。それにはザラ場の戻り高値である2万0981円を更新し、2万1000円の壁を突破する必要があります。値幅が出ましたが、これで調整完了とは確定できないところに今の東京市場の弱さがあります。

日々勇太朗




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