買い手控えに上値重い
26日午前の東京市場は反落しました。日経平均は78円安です。米前日の米国株が高く、為替も円安に振れていたことで買い先行で始まりましたが、上値は重く値を消す展開でした。後場に入るとインドがパキスタンを空爆したことが伝わったことや時間外の米株価指数先物が軟調に推移したことからやや下げ幅を広げています。3月期末を前に機関投資家による決算対策売りが観測され、パウエルFRB議長の議会証言を控えていることも買いを手控えさせました。
マザーズは伸び悩みもプラス
人気を集めていた中小型株にも弱含銘柄が目立ちましたが、下値を売り込む流れとはならず、マザーズ指数は伸び悩みながらもプラスで引けています。アンジェスが連日の大商いとなるなど、材料性のある銘柄の一角には短期資金が集中しており、全般上値は重いものの下値も堅く、膠着感感が強まるなか、引き続き値動きの軽い新興銘柄を中心に中小型株の個別物色が続きそうです。
アンジェスを噴き値売り
前週末の識学(7049)に続き、きょうマザーズへ上場したリックソフト(4429)は公開価格4000円に対して8200円カイ気配で値付かずで引けるなど快調な滑り出し。ピックアップ銘柄では5G関連のアンリツ(6754)やeスポーツのMCJ(6670)が底堅く推移しました。短期値幅取り候補はアンジェス(4563)を噴き値で利益を確定する一方、ネクストジェン(3842)やリーダー電子(6867)など5G関連に買いを入れています。
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