イラン情勢とG20前で様子見展開に【高野恭壽の株式情報これでどゃ!!】

高野恭壽|高さん 証券市場新聞

医薬品はあく抜けし戻す動きに向かうか2019.6.25(通巻2272号)

 週明けの日経平均は弱含みではじまりました。米国株式が一服した動きをみせたことやイラン情勢が見通せないことが原因でしたが、売り一巡後は下値を拾う動きがみられ日経平均の下落は縮小する動きになりました。しかし、今週のG20会議で米中首脳会談によって貿易摩擦問題が前進するかどうかはっきりと見通せないこともあって様子見状態になり、出来高の薄い展開になりました。そうした中で先週に大きく下落していた医薬品が戻す動きになったり、イラン情勢を懸念して資源、石油、海運、非鉄などが軒並み先週末に続いて堅調な展開でした。また、素材の化学がトクヤマ、東ソーが買われ、繊維では新炭素繊維開発の東レ、帝人が値を飛ばしていました。食品も日清食などがしっかりしていました。小売りではお勧めのJフロントが続伸し、H2Oも反転していました。証券では野村HDが値を保ち、SBIが反発していました。結局日経平均は27円高の21285円で終えました。25日の相場は月末に向かうこともあって動きづらい展開が予想されますが、閑散に売りなし格言のように下落しても限定的であり、21000円割れは避けられそうです。

千代田化工の動きに注目

 日本新薬が7800円台まで下落してきました。高値から7%程度の下落になったことやマド埋めをしたことを考えるとここは我慢のしどころです。材料面は日本初の核酸医薬品の認可が迫っています。そういう意味ではそれほど大きく売られる要因はないといえます。大塚HDが下値を固める動きが強まり、上値を追う展開に向かうものとみています。引き続き注目。材料系では千代田化工の動きに注目しています。300円飛び台まで調整してきましたが、まもなく反転する可能性があるとみています。アンジェスはまだ出番を期待するのは難しい状況だと思っています。




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