カップウィズハンドルの典型例【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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配当再投資の思惑

 昨日の東京株式市場は下放れ、2万2000円割れの寄り付きとなりました。一時は2万1906円安値までありましたが、9月中間決算発表における配当金の再投資思惑でその後は押し戻す展開となりました。巷では日経平均先物で1200億円、TOPIX先物で5400億円、更にMSCIの分を加えると総額9000億円との試算だそうです。

2万2000台まで戻す

 それ故に大引けは2万2000台まで戻しました。日足は2万2077円~2万2036円に窓を空けました。ローソク足は陽線形成ですが、5日移動平均線を割り込んでの引けです。一方、TOPIXは寄り付きで空けた窓を埋めて陽線形成により、5日移動平均線上を維持しました。

ドル円は分岐点

 注目はドル円です。20日移動平均線と60日移動平均線がゴールデンクロスしましたが、昨日、一昨日とザラ場では両線を割り込む場面がありました。また、5日移動平均線が急降下しており、両線とのデッドクロス間近です。一目均衡表でも雲の中に入り掛けており、押し目完了から反発するのか、円高が進行して崩れてしまうのか分岐点に差し掛かっています。

ホクシンは引け新値

 気になる銘柄としてホクシン(7897)に注目しています。国土強靭化関連銘柄として先週末に突如浮上してきましたが、7月29日の170円に対し9月20日の170円と上値を揃えておりました。昨日は173円まで買われる場面があり、年初来高値を更新してきました。終値は6円高の164円まで押し戻されましたが、引け新値です。

上値指向の強い形

 24日に157円安値、昨日も前場に155円安値があり、そこから高値抜きとなったことで、典型的な「カップウィズハンドル」の形から出来高を伴って上値抵抗線を抜け出しました。週足では13週移動平均線と52週移動平均線とのゴールデンクロスが接近中。月足では24カ月移動平均線が164円に走っており、ここを月末抜け出せば上値指向の強い形となるものと思われます。

日々勇太朗




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