想定通りの調整下落局面【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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安値圏でのクロージング

昨日の東京株式市場は大幅続落となりました。欧米株価の急落を受けて全面安となり33全業種が下落しました。日経平均は一時2万1277円安値まであり、大引けは2万1341円と安値圏でのクロージング。5日移動平均線と20日移動平均線のデッドクロスが目前となり、60日移動平均線(2万1250円)に接近。しかし、ここまでの下落は想定通りの動きです。

ターゲットは50%押し

9月29日の当欄では以下のようにお伝えしました。「9月月替わりから上昇加速してきた相場は、一先ず日柄ないし値幅調整に入ったものと思われます。8月6日安値の2万0110円から9月19日高値の2万2255円高値まで、日柄31日間で2145円の上昇となりました。日柄調整が上昇日柄の1/3とするならば10月5日近辺、1/2ならば10月11日前後までが予測されます。一方、値幅では2145円幅に対する38.2%押しならば2万1435円、50%押しならば2万1182円程度が計算できます」。38.2%押しレベルは割り込みました。次のターゲットは50%押しとなります。

NYダウ下げたりず

ただ、NYダウがまだ下げたりないと感じます。それは5日移動平均線と60日移動平均線がデッドクロスしたばかりだからです。8月5日に同現象が起きた時はもみ合い後底入れまで10日間掛かりました。5月7日に同現象が起きた時は更に下落傾向を継続し底入れまで1カ月掛かりました。

一時的に2万1000円割れも

一方で牛熊レシオが急落してきました。これは20日移動平均線の上下に位置する東証一部企業の比率です。日経平均採用銘柄の牛熊レシオは9月19日の98.2%から昨日は32.4%まで急低下。TOPIX採用銘柄の牛熊レシオのピークは9月24日で93.7%でしたが、43.5%まで低下してきました。まだ低下余地があるために行き過ぎて一時的に2万1000円割れもあるかもしれませんが、ここよりどこで落ち着くのかをじっくり見ていくところでしょう。

日々勇太朗




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