年末に向け一段高へ【225先物「ハチロク」の裏話】

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週間でも約669円の上昇

 先週の日経平均はトランプ米大統領が中国と第一段階で貿易合意を承認、15日に発動予定だった関税引き上げ策を見送ると伝わり金曜日に約598円の大幅高となり週間でも約669円の上昇となった。

大型補正による回復は織り込まれていない

 イギリスの総選挙も保守党が過半数を獲得し、これで2020年1月末の「EU離脱問題」も無事通過しそうである。年末に向けての懸念材料がとりあえず払拭され年末高への期待は大きい。
 また、5日には真水で10兆円規模といわれる大型の補正予算が組まれた。これだけの規模は金融危機が起きた1998年度や2009年度、東日本大震災が起きた2011年度、とアベノミクス「第2の矢」を放った2012年度以来である。
 消費税増税後の低迷を何としても回避するという政府の覚悟でもある。実際、企業業績は2期連続で停滞しているがこの大型補正予算による企業業績の回復はまだ株価には織り込まれていないだろう。

過熱感はない

 12月SQ値は2万3895円88銭となったが、その後はこの値を割ることなく13日は2万4050円04銭まで上昇しており、今週も堅調な動きが期待されよう。
 チャート的には先週末の急騰でボリンジャーバンドの△3σ(2万3948円処)を越えてきた。通常であれば△3σを越えてくれば一旦売りではあるが11月からほぼ2万3000円から2万3500円のレンジで推移していたため、過熱感はない。

税に絡んだ買戻しの期待も

 騰落レシオは104%台、RSIも69%と上昇余地は十分ある。いよいよ年末に向けて昨年の10月5日に付けた2万2448円07銭がターゲットに入ってきた感じだ。ボリンジャーバンドが拡大してきており今週は△3σ~△2σのレンジで動きそうである。
 13日現在空売り比率が38.6%とまだ高水準であり年末に向けて税に絡んだ買戻しの期待もできよう。押し目買いで対応したい。

(ハチロク)




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