日米政局から目を離すな【転ばぬ先のテクニカル】

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200日線が下値サポート

 昨日の東京株式市場は反発しました。一昨日は200日移動平均線が下値サポートとして機能した形ですが、昨日は25日移動平均線が上値レジスタンスとして意識されたようです。日足ローソク足は160円幅の陰線形成となりました。5日移動平均線と25日移動平均線がデッドクロスしました。一方、TOPIXも反発しましたが、こちらは5日移動平均線が上値レジスタンスとなったようで戻りの鈍さが感じられます。

マザーズ崩れると全体に波及

 一時急落したのはマザーズ市場です。下値は971ポイントまであり、長い下髭の陰線形成で25日移動平均線まで引き戻しました。本日にも5日移動平均線と25日移動平均線がデッドクロスします。マザーズが崩れ出せば全体に波及していく可能性がありますので、999ポイントに位置する一目均衡表の基準線を終値で割り込みだした場合はヘッジなど入れていかねばならないでしょう。

焦点は米大統領選挙

 さて、早くも半年が経過して本日より後半戦のスタートです。今後の焦点は11月の米大統領選挙です。トランプ大統領が再選されるかどうかで先々の株高が変調する可能性が高く、新型コロナの感染者数とともに世論調査の結果には注目となります。81~89年のロン・ヤス蜜月時代同様にトランプ・シンゾウ蜜月が終わると株価は急落していくものと思われますので、日米の政局から目が離せません。

日々勇太朗




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