好決算売る動き一部で続く【正直じいさんの株で大判小判】

反発も方向感乏しく値下がり銘柄多い

５日午前の東京市場は反発、日経平均は９４円高です。前日の米株市場でダウは下落したものの、ナスダック指数が続伸しており、円が弱含んでいることから安寄りのあとは上げに転じました。もっとも、買い一巡後は戻り待ちの売りに伸び悩む方向感に乏しい動きです。海運や鉄鋼など景気敏感大型株が堅調に推移する一方、中小型株の下げが目立ち、前引け段階の東証１部騰落銘柄数は値上がり８８０に対して値下がり１１５９と値下がりが上回りました。

スマレジへの買にとどめる

依然として好決算を売る動きが一部で続いており、荏原実業などは１Ｑ６５％営業増益で通期計画をほぼクリア、併せて３．６％の自社株買いを発表しましたが、当面の出尽し感から下落率上位に売られています。当面は全般膠着のなか決算を手掛かりにした個別物色が続きそうですが、決算内容と株価の反応を確認したうえで、２Ｑ以降上振れが期待できる銘柄の下値を狙う方針で、前場はスマレジ<4431>への追撃買いにとどめています。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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