好業績・高配当銘柄の下値【正直じいさんの株で大判小判】

米株高引き継ぎ大幅続伸

１６日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は４１５円高です。原油先物が続落し過度なインフレ懸念が後退、前日の米株市場で主要３指数が揃って大幅に上昇した流れを引き継ぎました。高寄りのあとも先物買いを交えて上げ幅を広げています。後場に入るとやや伸び悩む場面がありましたが、香港株の急反発を受けソフトバンクＧが上げ幅を広げたことで大引けにかけて締まりました。

まだ自律反発の域を出ず

ただ、インデックス主体の展開で、ＦＯＭＣの結果判明を前に短期筋の先物への買戻しが指数を押し上げており、東証１部の騰落銘柄数は値上がり１３３１に対して値下がり７４９と３４％強の銘柄が下落しています。下値は固まりつつありますが、まだ自律反発の域を出ていません。ＦＯＭＣについてはウクライナ情勢と資源価格上昇への対応が焦点で、再び２％台に乗せてきた米１０年債利回りが落ち着くかを確認する必要があるでしょう。

三井ハイテクが連日のＳ高

推奨銘柄では予想を上回る利益成長が好感され、三井ハイテク<6966>が連日でストップ高に買われています。ただ、グロース株は米長期金利動向次第で改めて売られる可能性があり、きょうは売込まれた小型成長株への買いは見送りました。ＦＯＭＣの結果と米長期債の落ち着きを確認するまでは好業績・高配当銘柄の下値を狙っていきたいと思います。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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