為替落着けば上値追いも【正直じいさんの株で大判小判】

上値重く５週ぶり反落

前週の東京市場は高値警戒感から上値が重く、５週ぶりに反落しました。日経平均は前の週から１９４円下落しています。米長期金利は低下基調を強めたものの、ドル安・円高が進行したことで上値を追うことができませんでした。週明け２７日から３日続落、３０日は売り先行のあと切り返し先高期待を高めましたが、週末はＮＹダウが大幅高で年初来高値を更新した流れに追随できず、逆に買い先行のあと下げに転じています。ただ、３万３１００円に接近した場面では買いが入り、下値の堅さは意識されました。

メジャーＳＱに向けヘッジ買い

週末８日に米１１月雇用統計の発表を控え、翌週にはＦＯＭＣが開催されることから、週明けは様子見ムードが強い展開が予想されています。ただ、前週は海外投資家が現物、先物とも売り越しましたが、これは円高が要因と考えられ、為替が落ち着けば週末のメジャーＳＱに向けヘッジ買いを誘発する可能性があり、半導体関連をけん引役に上値追いに転じる展開を期待しています。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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