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買い見送られ反落
27日の東京市場は反落しました。日経平均は87円安です。前日の米株市場で主要3指数が最高値を更新したことを受け、小高く始まりましたが、買いが続かず前日終値を小幅に下回る水準でもみ合い、大引けにかけ軟化しました。実質新年相場入りながら、年末年始6連休を控えて上値の買いは見送られ、配当権利落ち分の約40円を埋めることはできませんでした。東証1部売買代金は概算で1兆4332億円と閑散商状が続いており、市場参加者が増える気配はありません。
本格参戦は年明けから
一方、中小型株の個別物色は活発で、マザーズ指数やジャスダック平均は続伸しました。ただ、きょうの状況を見る限り海外投資家が本格的に参戦してくるのは年明け以降になりそうで、大納会も売り買いとも手控えられ、膠着感の強い展開になりそうです。大きく荒れた前年とは違い、今年の年末は世界のマーケットが落ち着いており、過度の警戒は必要ないでしょうが、物色の変化に対応する意味で基本的に利益確定を優先する方針です。
IPO換金資金は中小型株へ
ただ、活況を呈したIPOの換金資金は中小型株に還流すると考えられ、今年のIPO銘柄やテーマに乗る中小型株、5G関連投資でメリットを受ける半導体や電子部品株のなかから新年相場で活躍が期待できる銘柄を探りたいと思います。推奨銘柄についてはすでにほとんどの損益を確定しており、特に強い銘柄は買い持ちで越年してもいいでしょう。
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