強まる米金利の先高観
12月18日、米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%引き下げ、4.25~4.5%とすることを決めた。
利下げは3会合連続。インフレ沈静化の動きはやや緩やかになっているものの、政策金利はなお引き締め的な水準にある。労働市場の需給が均衡しつつあるなか、一段の利下げが適切と判断した。9月の利下げ開始から、利下げ幅は1.0%に達した。2025年の利下げをより慎重に進める「タカ派」姿勢を鮮明にした。25年の利下げ回数見通しは従来の4回から2回に減り、米金利の先高観が強まった。
ダウは約50年ぶりの10日続落
利下げの結果を受けて米株式市場は大幅下落。米ダウ工業株30種平均は10日続落し、前日比1123ドル03セント(2.58%)安の4万2326ドルで終えた。下げ幅は2022年9月以来、約2年3カ月ぶりの大きさだった。10日続落は1974年以来、約50年ぶりだ。
パウエル議長は景気後退を脱したことを強調
パウエル議長は「これまで政策金利を1%引き下げており、かなり中立に近づいている。しかし依然としてかなり引き締め的な状態だ。今後さらなる利下げに踏み切る場合、インフレの加速と労働市場の継続的な強さを確認することが必要になる」という。また、「景気後退を回避できたことは明らかだ。今年の成長は堅実だったと思う。景気の最良の指標とみている民間最終消費支出(個人消費、PDFP)は3%程度になりそうだ。これは本当に良い数字だ。経済は素晴らしい成長を続けている。私が出席する国際会議では、米経済の好調さが話題になる」と景気後退を脱したことを強調した。
日銀の次なる利上げは?
日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の0.25%程度で維持すると決めた。米FOMCではサプライズ的な利下げペースの鈍化が示されていたため、日銀の想定通りの利上げ見送りに株式市場では多少の安心感が出た。1ドル=155円40銭台まで円安が進み、株式市場の支えになった。ただ、積極的に買い向かう雰囲気でもない。日銀は年明けに、春季労使交渉(春闘)の行方や米経済の動向、国内政治情勢などをにらみながら、改めて追加的な金利引き上げの機会をうかがう構えだ。円安・株高の流れが強まれば利上げに踏み切るだろう。
潮流銘柄は?
潮流銘柄は精工技研(6834)、Mipox(5381)、武蔵精密工業(7220)。
岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール
マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。
代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に投資情報や個別銘柄、日経225先物の助言業務を行っている。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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