武器輸出の大きな一歩
2025年8月、オーストラリア政府は同国海軍の次期フリゲート艦に、日本の三菱重工業製の艦艇をベースにした新型艦を採用すると発表した。 周辺地域の緊張が高まり、防衛産業への需要が急騰するなか、この決定は日本が主要な武器輸出国となるための大きな一歩となる。
完成品の大型輸出としては初
日豪の契約締結は2026年初頭になると見られている。建造に投じられる費用は推定65億ドル(約9500億円)に達し、日本にとってはこれまでで最大規模の防衛装備品の輸出となる。これまで日本の防衛装備品輸出は限定的だったが、今回の契約はフィリピンへのレーダー輸出に続く2例目であり、完成品の大型輸出としては初である。
歴史的な転換点
日本が今後、軍艦やミサイル、レーダーシステムを輸出する際のモデルケースにもなる。日本の防衛産業にとって歴史的な転換点だ。これにより、日本の軍事関連企業は国内中心の事業構造から、国際市場への本格的な進出へと舵を切る可能性が高まる。これから日本の軍事企業は、世界市場に進出する機会を積極的に模索するだろう。
新しい経済モデル
官民連携による輸出体制の整備が進めば、三菱重工以外の企業(川崎重工、IHIなど)も海外展開を加速できる。高性能・高信頼性の日本製装備品が国際市場で評価されれば、ブランド力が確立される。防衛産業が経済安全保障の中核として位置づけられ、国家戦略の一翼を担う可能性がある。日本経済にとって象徴的かつ実質的なインパクトを持つ。防衛装備品の完成品輸出としては過去最大規模であり、単なる企業収益の増加にとどまらず、産業構造や国際的な経済戦略にも波及効果が期待される。戦略物資・技術の国際展開が進み、外交と産業政策が連動する新しい経済モデルが形成される。
輸出産業のポートフォリオが広がる
日本の輸出は自動車や電子機器が中心だが、防衛装備品が新たな柱として加わることで、輸出産業のポートフォリオが広がる。今回の契約は、未来に向けた新しい日本経済のビジョンを描く第一歩だ。日本経済の構造転換を促す可能性を秘めている。
潮流銘柄は?
潮流銘柄は三菱重工業(7011)、三菱電機(6503)、日本製鋼所(5631)。
岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール
マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。
代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に金融情報サービスを行っている。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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