変化日週間到来【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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下放れスタート

先週金曜日につづき、週明け7日も東京市場のオープニング直前にロシアがウクライナの核研究施設を攻撃したとの報が流れて下放れスタートとなりました。また、米国が同盟国とロシア産原油の輸入禁止を検討しているとの報も流れ、NY原油先物が一気に130ドルまで急騰。急騰しているのは原油だけではなく、石炭やLNGなどのエネルギー価格や小麦やトウモロコシなどのなど幅広く広がっています。

スタグフレーション待ち受ける

通常は戦争が終わる前に株価は底打ちして急反発するものです。しかし、あらゆるモノの価格が長期に渡り値上がりしてしまうならば、企業は仕入れコストの上昇により業績の伸びが止まり、それが個人消費の減退をもたらして景気後退ともなってしまえば、スタグフレーションが待ち受けることになります。

戦争早々に終わるか長期戦か

特に資源を持たない日本はどうなるのか不安になってしまいます。ただ、今はそこまで行きつく前に、戦争が早々に終わるのか、長期戦となってしまうのか、早々に終わった場合、欧米諸国が対ロシアで手綱を緩めるのかどうかなどを確認せねばなりません。

変化日通過局面の動向を見守る

日経平均は一時2万5006円安値までありました。本紙3月7日付けでお伝えしましたように、一昨年コロナ暴落安値から昨年9月高値までの上げ幅の38.2%押し水準を若干割り込みました。
日柄的には今週~来週に大きな変化日を迎えますので、ここは投げ売りする局面ではなく、変化日通過局面での動向を見守ることになります。

底入れを期待したい局面

プーチンもバカではないので核のボタンを押したり、原発を爆発させたりすることはないと思いますが、追い詰められると人間何をするか分かりませんので、注意は必要です。しかし、繰り返しますが、3月4日~7日プラスマイナス1週間は非常に重要な時間帯であり、ここでの底入れを期待したい局面です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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