中銀週間故のマチマチの展開【転ばぬ先のテクニカル】

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ナスダック構成比率変更は何もなく通過

昨日の東京株式市場はマチマチの展開でした。ナスダック100指数の構成比率変更は何もなく通過。事前にポジション調整が行われていたということでしょう。NYダウは6年5カ月ぶりの11日連騰となりました。NYダウ工業株は30銘柄で構成されており、採用銘柄はディフェンシブが多数を占めています。ナスダックが5日線割れとなっているように、グロース銘柄が事前に利食いされ、その資金がバリュー銘柄に振り向けられた結果ということでしょう。

パウエル議長とラガルド総裁会見に注目

25日から米FOMCが2日間開催されます。今回は0.25%利上げが確実視されていますが、これで利上げ打ち止めとなるのかどうか。27日のECB理事会でも0.25%利上げが確実視されており、パウエルFRB議長とラガルド総裁の記者会見が注目されます。

今回一番注目を集めるのが日銀会合

今回一番注目を集めているのが27~28日の日銀会合です。先週金曜にBloombergが「日銀は現時点でYCCの副作用に金融に対応する必要性は乏しいとみている」と報じました。ただ、Bloombergはその後続報として「27~28の両日に開く金融政策決定会合に向けて、経済・物価・金融情勢や市場動向を直前まで点検した上で最終判断を下す」としており、修正があってもおかしくない表現にしています。

債券、為替、株式も日銀の結果待ち

ただ、いずれにしても、YCCに関しては議論の対象になるのは間違いありません。現状維持で済ませても、YCCを解除したとしても、その後のマーケットに与える影響に関し、今回の会合は特に時間を割いてシュミレーションがなされるものと思われます。その意味では声明や展望レポート、そして総裁の記者会見などが今まで以上に注目されることでしょう。債券、為替も株式も日銀の結果を待っている今週です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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