エヌビディアとジャクソンホール【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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押し目買い幅広く入り3日続伸

昨日の東京株式市場は3日続伸となりました。寄り付きはシカゴの日経225先物が160円安の3万1760円で帰ってきたことで、売りが先行してスタートしましたが、押し目買いが幅広く入り切り返しました。

米国市場はマチマチの展開

米国市場はマチマチの展開でダウ平均は174ドル安の3288ドルも、ナスダックは8ポイント高の13505ポイントで取引を終了しました。ジャクソンホール会合を控えた調整が続いたことや、格付け会社S&Pグローバル・レーティングによる複数銀の格下げ発表を受けて金融株が売られました。また、百貨店のメイシーズの5~7月決算が赤字に転落したことで、消費動向にも懸念が広がりました。

注目集まるエヌビディア決算

23日のNYはAI半導体大手のエヌビディアの決算が発表されます。市場予想は売上は前年同期比64%増の110億ドル、調整後利益率70.0%、調整後EPS2.604ドルです。8月になって目標株価500ドル以上とした証券会社は24社あり、市場予想に対し、どのくらいの数字となるのか注目が集まります。好調な決算で半導体株人気が盛り上がるのか、はたまた出尽くしとなるのか。市場予想に届かず売られる展開になるのか市場の注目が集まります。

最大注目はFRB議長講演

また、24日からはジャクソンホール会合が開催されます。パウエルFRB議長の景気とインフレに対する見方や今後の金融政策にどういった見解を示すのか。ジャクソンホールの経済シンポジウムでは過去に何度もFRB議長講演で重要な「示唆」が示されてきたために最大注目ということになります。

3万2000円台乗せからは上値重い

さて、日経平均は3日続伸し3万2039円高値までありました。75日線が3万2060円、25日線が3万2359円に走っており、これらを超えられるかどうか。週足では13週線が3万2409円に走っており、3万2000円台乗せからは上値が重くなることが予測できます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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