5週、13週のGC接近【転ばぬ先のテクニカル】

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週足陰線も続伸

先週の東京株式市場は週足陰線形成も続伸しました。

米連邦公開市場委員会は年内利下げ1回の見方に

先週はイベントの多い一週間でした。注目の米連邦公開市場委員会は大方の予想通り、政策金利を据え置きました。インフレ見通しに関する当局の見通しは楽観できず、年内の利下げは1回との見方に変更。

マーケット関係者は2回が維持され米国市場堅調

しかし、5月の消費者物価指数や生産者物価指数が市場予想を下回ったことで、マーケット関係者の間では9月、12月の利下げ見通しが維持されており、ナスダックやS&P500、半導体株指数(SOX)が史上最高値を更新と米国市場は堅調でした。

日銀会合は国債購入減額もハト派的内容

週末の日銀金融政策決定会合では国債購入額の減額方針を決めましたが、減額規模に関しては次回7月会合で議論するとしたことでハト派的な内容となりました。

国内イベント少ないが米国では…

今週は国内イベントが少なく、19日(水)に4月開催の日銀会合議事要旨、21日(金)の5月全国消費者物価指数の発表ぐらい。
一方、米国市場は17日(月)に6月のニューヨーク連銀製造業景気指数、18日(火)に5月小売売上高、5月鉱工業生産、5月設備稼働率、20日(木)に5月住宅着工建設、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、21日(金)に6月製造業購買担当者景気指数、6月中古住宅販売件数などが予定されています。
尚、19日(水)は奴隷解放記念日で祝日となりますので、米国市場は4日間立ち合いとなります。

膠着相場も5週線が反転した13週線に接近

さて、今月も月半ばとなりましたが、日経平均は上下幅1000円程度に収まっており、5月半ば以降は膠着相場となっています。週足でみると概ね5週線と13週線の間での往来となっていますが、緩やかに上昇する5週線(3万8690円近辺)が今週反転した13週線(3万8825円近辺)に接近してきました。

膠着から解放されるには13週線上での陽線必要

そろそろ3月高値以降の調整局面を抜け出すかもしれません。ただし、この9週間の週足ローソク足は陽線2本、陰線7本となっており、しかも、直近4週連続陰線形成。膠着相場から解放されるには13週線上での陽線が必要です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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