味付的にショートポジション【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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続伸し上値の壁突破も戻り売りに押される

本日の東京株式市場は続伸しました。日経平均は一時、3万8797円高値までありました。昨日提示した上値の壁を突破しましたが、やはり戻り売りが持ち込まれ、終値ベースでは押し戻されました。短期移動平均線を確認すると、5日線、25日線、75日線全てが右肩下がりに転じてきました。

米小売売上高は利下げ促すデータと捉えられる

18日のNY市場では5月の小売売上高が発表されましたが、市場予想を下回ると同時に、前月分も下方修正されたことから、高金利継続により個人消費が減速しだしたとの見方が台頭。米国GDPに占める個人消費の比率は約7割と言われており、株式市場では利下げを促すデータと捉えられたようです。

ナスダック新値追いエヌビディア時価総額世界首位

長期金利が低下したことで、ナスダックはおよそ半年ぶりの7連騰で7営業日連続の最高値を更新。アナリストの目標株価引き上げによりエヌビディアが上昇し、初めて時価総額世界首位となりました。因みに、この日の終値ベースの時価総額はエヌビディアが3兆3350億ドル(約526兆円)、マイクロソフトが3兆3170億ドル(約523兆円)、アップルが3兆2860億ドル(約518兆円)となっています。

景気指標悪化目立ちNY株式警戒

こうした数字を確認すると、東京株式市場の時価総額が約942兆円ですから、もう、あんぐりといった感じです。そのNY市場では5月22日に続き、ヒンデンブルグオーメンが点灯(ヒンデンブルグオーメンの条件については5月28日の記事をご参照ください)。景気指標の悪化が目立ってきており、NY株式に関しては警戒せねばないと思います。

TDK利食い村田製や寿スピなども現金化

当欄でご紹介したTDKが一時9814円高値までありました。後場の寄り付きが下放れスタートとなったことで全て、利食いと同時に村田製作所や寿スピリッツなども現金化を急ぎました。更に、日経平均がマイナス局面入りした時間帯ではTDKの空売りを行い、明日以降の状況次第ではヘッジ売りを入れたいと考えています。

上値重く26週線割り込めば下に値幅が出る

本日の日経平均の26週線は3万7935円近辺を走っています。ここが下値サポート機能を発揮するのかどうか。高水準の信用買い残や裁定買い残が積まれていることで、やはり上値は重いと思われ、26週線を割り込む場合は、下に値幅が出るものと思われます。それに備えたショートポジションを少し持つ必要性を筆者は考えています。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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