相場の天井や底では変動幅が大きくなる傾向
日本の相場格言に、「波高きは天底の兆し」というものがあります。相場の天井や底では変動幅が大きくなる傾向にあり、荒い値動きになりだすと反転の兆しであるという格言です。天井付近では信用取引の建て玉の利益確定売りや新規買い、信用売りなどが増えるため値幅が荒くなります。そのため天井や底付近での荒い値動きや出来高の増加は反転の兆しです。
日経平均が平気で1日1000円幅動く
このところの株式相場は7月半ばの天井からわずか4週間で26.5%の急落が起き、その底値から2週間で下げ幅の61.8%を取り戻しました。日経平均が平気で1日1000円幅動くのも珍しくなく、正に「波高きは天底の兆し」と言えそうです。
売り先行と思いきや戻り高値更新する場面も
本日の東京株式市場はシカゴの日経平均先物が85円安で返ってきたため売り先行スタートと思われました。しかし、寄り付きから買われ、11時前には前日比457円高の3万8408円まであり戻り高値を更新する場面がありました。
米雇用下方修正でドル売りも日経平均上昇
21日のNY市場では労働局から昨年4月から今年3月までの雇用改定値が発表されましたが、雇用増は8万8000人もの下方修正となり、2009年以来の修正幅となりました。この発表を受けたマーケットではドルが売られ、ドルインデックスは101.13と昨年末水準に低下。ドル円も145円を挟んだ動きで、株価が457円も上がることは不思議でした。
誰が上値を買い進んでいるのか疑問
日経平均を牽引したのはファーストリテイリングとアドバンテスト。この2銘柄を買い上げることで日経平均の上昇に弾みがつきました。結局、後場に入ると急速に値を消しましたが、明日23日には衆参両院の閉会中審査での植田日銀総裁の発言や、「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されており、これらの内容を見極めたいところであり、誰が上値を買い進んでいるのだろうという疑問が湧きます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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