IMFの警鐘【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
目次

4日続伸し一時4万円台乗せ

本日の東京株式市場は4日続伸し、日経平均は一時、7月19日以来の4万円台乗せとなる場面がありました。

世界的株高により日本株も押し上げられる

3連休中の海外市場ではドイツのDAX指数やNYダウ、S&P500が史上最高値を更新。大統領選挙の世論調査ではトランプ前大統領がハリス氏に10ポイントリードという結果が一部で伝えられており、NY株式市場はトランプラリーの様相となってきました。世界的な株高により日本株も押し上げられています。

主役交代による上昇続くか注目

エヌビディアが最高値を更新したことでSBG、アドバンテストや東京エレクトロンなど、値嵩半導体株が買われて日経平均を押し上げていますが、先週までの牽引役だったファーストリテイリングが5万5310円の最高値から差し込み陰線形成となっており、主役交代による上昇が続くのかどうか注目となりそうです。

石破政権支持率低下で厳しい選挙戦

本日から衆院選が公示され、27日投開票に向けて12日間の選挙戦に突入しました。共同通信による世論調査では石破政権の支持率は42.0%で先週より8ポイント下落。不支持率が36%となっており、自民党にとっては厳しい選挙戦となりそうです。

海外投資家は政治が不安定になる可能性を嫌気

海外投資家は8月23日週から現物と先物合計では7週連続で売り越しており、石破政権になり先行きの政治が不安定になる可能性を嫌気しているようです。そのため、選挙=株高というアノマリーで4万円台を回復してはきていますが、日経平均は25日線から6%近く上方乖離してきており、はしゃいで買い出すということは避けたいところです。

IMFが公的債務増大圧力に警鐘

ところで、国際通貨基金(IMF)は15日公表した最新の財政監視報告で、「財政に関する政治的な発言は過去数十年間、一段と政府支出を増やす方向になっている」と指摘し公的債務の増大圧力に警鐘を鳴らしました。

歳出削減や増税、社会保障改革など求める

報告書は、世界の公的債務残高が2024年に100兆ドル(約1京5000兆円)を超え、対国内総生産(GDP)比率で93%に達すると指摘。30年には100%に近づくとの見通しを明らかにし、債務残高削減には踏み込んだ歳出削減や増税に取り組むよう訴えました。米国や中国といった大国の債務増大は、金利上昇などを通じて他国への大きな波及効果を生むと警戒感を示し、先進国には社会保障改革や所得税の引き上げ、非課税措置の見直しなどを進めるよう求めました。

財政赤字拡大によるインフレ再燃と金利上昇懸念

仮にトランプ氏が大統領に返り咲いた場合、公約では2035年度までの10年間で財政赤字が7・5兆ドル(約1100兆円)拡大するとの試算されており、そうなるとインフレの再燃による金利上昇が懸念されることになるでしょう。大統領選後の問題となりますが、頭の隅に入れて置く必要はありそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄

限定銘柄情報が満載!「株式市場新聞 公式メールマガジン」

購読会員限定コンテンツ

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次