弱い経済指標が出始めたNY【転ばぬ先のテクニカル】

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米国市場マチマチで東京株式市場は反落

本日の東京株式市場は反落しました。4日の米国市場はマチマチの展開でした。

米雇用者数予想下回り非製造業景況指数も低下

週末の雇用統計の前哨戦にあたる5月の米民間雇用者数は3万7000人増と市場予想(11.2万人増)を大きく下回り、2年ぶりの低い伸びにとどまりました。労働需要の軟化が示唆された格好で、統計発表後、トランプ大統領はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長に再び利下げを要求しました。また、5月のISM非製造業総合景況指数は1.7ポイント低下の49.9と4月の51.6から低下。指数が節目の50を下回るのは2024年6月以来で約1年ぶりに縮小圏に沈みました。

米10年債利回り低下も利下げ再開は9月以降

これらの結果を受けた米債市場では10年債利回りが0.103%低下し4.353%となりましたが、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では「関税や不確実性の高い状況が経済全体に波及している」、「複数の地区が、物価上昇が強くて大幅、あるいは著しいものになると予想」などの見解が提示されました。利下げ再開時期は9月以降となる可能性が高いと思われます。また、ベージュブックでは「関税」に関する言及が122回と前回を上回りました。

幅広い業種で売られTOPIX型で沈む

さて、NY市場で半導体SOX指数が1.39%上昇したことで、東京市場でも半導体株が買われています。アドバンテストと東京エレクトロン2社で日経平均を160円程度押し上げていますが、142円台に進んでいる円高や週内に行われると見られる米中首脳による電話協議、関税を巡る5回目の日米協議を控え、これらの結果を見極めたいとして幅広い業種で売られており、日経平均よりもTOPIX型で沈んでいます。

レーザーテックは久々のレーティング引き上げ

半導体に人気が集中したのはクレディー・リヨネ証券がレーザーテック<6920>のレーティングを2段階引き上げ、目標株価を2万4900円に設定したことが要因と思われます。レーザーテック株に関しては当欄で度々、半導体銘柄の先行きを占うために株価動向をお伝えしてきましたが、この1年間、各証券会社の目標株価引き下げが相次いできました。久々の引き上げにより市場の見方が変わるかもしれません。

マイクロニクスはゴールデンクロス近く押し目買い

この動きにつられたのか5月29日にご紹介した日本マイクロニクス<6871>が一時急動意しました。高値は4030円までありましたが、その後引き戻され上髭陽線形成。出来高が急増したことと、あと3営業日ほどで25日線と75日線がゴールデンクロスすることから押し目買いで良いと思われます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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