日経VIを注視【転ばぬ先のテクニカル】

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NYダウ最高値も3日ぶり反落

本日の東京株式市場は3日ぶりに反落しました。6日のNY市場では12月のサービス業PMIが発表されましたが、速報値の52.9に対し改定値が52.5に下方修正されました。4月以来、最低数値で利下げ期待が高まり、米国市場は続伸し、NYダウは最高値を更新しました。

レアアース関連買う一方対日圧力警戒した売り

通常ならばNY市場の株高を好感するところですが、中国政府が軍民両用品の輸出規制強化を発表したことから、本日の東京市場ではレアアース関連銘柄が買われる一方で、対日圧力を警戒した売りが先行。輸出強化品目の具体的な言及は避けられていますが、レアアース関連製品が含まれていると思われ、半導体製造用の研磨剤や自動車用排ガス触媒に使われるセリウムや電気自動車のモーター用磁石に使われるネオジム、ジスプロシウム、ニッケル水素電池や光学レンズに使われるランタンなどが対象品目に含まれているものと思われます。そのため、半導体関連銘柄には安い銘柄が目立ち指数を押し下げた形です。

ボリンジャーバンドプラス1σ割り込めば注意

もっともここでの押し目形成は当然のことです。日経平均のボリンジャーバンドを見ると、大納会と昨日の急騰によりプラス3σにタッチしました。過熱ゾーンに入っていたことで調整必至の状態でした。本日は日経平均が1%近く下落したため、5万2100円近辺のプラス2σを割り込みだしました。プラス1σは5万1230円近辺に位置しており、下値支持線として意識されるのかどうか。大発会の当欄に、過去10年で大発会が高かった年は2017年、18年、22年の3回あったことをお伝えしました。そのうち2回(17年と22年)は翌日ないし2日目に天井打ちとなり、その後下落に転じていますので、ボリンジャーバンドのプラス1σを割り込む場合は気をつけねばなりません。

株価急騰する一方日経VI上昇

ところで昨日まで株価が急騰して投資家が陶酔状態に入っていた一方で、日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)が上昇しており、今朝は一時31ポイントまで上昇する場面がありました。日経VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1カ月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~25程度)に回帰するという特徴も持っています。

過熱感冷ます下落近いと先に上昇するケース散見

しかし、最近は株価急騰時に過熱感を感じ取って、それを冷ます下落が近いと先に上昇するケースが散見されます。昨年10月14日の4万6544円から11月4日に史上最高値の5万2636円まで駆け上VIは24ポイントから34ポイントまで上昇した途端に最高値から1139円安し、翌日も1284円安と急落したことは記憶に新しいところです。

平時の25以下になるまで様子見

そういう意味で、ここでの日経VIの上昇は無視できないところです。平時の25以下になるまでは様子見と思います。

日々勇太朗

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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