悪材料織り込み済みか【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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日経平均は上昇トレンドを明確に

 先週の東京株式市場は続伸となりました。日経平均は14日にようやく3月高値を更新し二段上げとなり、幻となっていた4月限SQ値を越えてきました。日経平均は上昇トレンドを明確にしてきましたので、目指すポイントは半値戻しの2万200円ということになりますが、TOPIXはSQ値は越えていますが、3月高値を未だ抜くことができずにいます。そのため3月に12.7倍まで低下していたNT倍率が13.8倍近辺まで上昇してきました。VIX恐怖指数は半値になったとは言えまだ40台をキープ。

個別銘柄による局地戦

 とはいえ、週末には治療効果が上がっている薬の存在による株高に中国のGDPがマイナスとなっても株価が売られなかったことは悪材料を織り込んで場味が変わった可能性も出てきました。TOPIXの二段上げを待ちながら、個別銘柄による局地戦で対処するところでしょう。

日々勇太朗




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