後場上げ幅広げ年初来高値
28日の東京市場は反発しました。日経平均は197円高です。新型コロナ感染拡大への警戒感は強いものの、米追加経済対策年内成立への期待から買いが優勢でした。市場参加者が少なく、東証1部売買代金が1兆9642億と薄商いが続くなか、前場は伸び悩む場面がありましたが、時間外の米株価指数先物高を支えに後場上げ幅を広げ、きょうの高値で引けています。日経平均は9日に付けた年初来高値を更新しました。
中小型安いが下値限られる
ただ、きょうは年内受け渡し最終日で、損を抱えた個人投資家の持ち高を減らす動きが出ているようで、東証1部の騰落銘柄数は値上がり724に対して値下がり1377と値下がりが大きく上回りました。中小型に安い銘柄が目立っており、マザーズ指数は続落、ジャスダックは反落しています。もっとも、下値を売り込む動きはなく、EVや水素、電池関連など材料株のなかにはスピード調整一巡から出直りの動きを強める銘柄が散見されました。
日本金属、日本情報Cなどを追撃
推奨銘柄はおおむね底堅く推移しており、前場は上値のフシとなっている1400円を上抜いてきた日本金属<5491>と過熱感なく最高値5790円を射程にとらえてきたスマレジ<4431>、後場は日本情報C<4054>に追撃買いを入れました。年内に利益、損失を相殺して一旦キャッシュポジションを高める考えで、越年を前提に銘柄を選別していきます。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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