3月はマザーズが上昇!!【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞

 

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マザーズ指数は約2カ月ぶりの安値

3月に入り株式市場が荒っぽくなっている。4日の日経平均は一時800円を超える下げとなり、2万8711円を付けた。2万9000円の大台と25日移動平均(2万9292円)割れとなった。東証マザーズ指数は1157ポイントを付け、2020年12月28日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。

投資家の弱気心理を増幅させる

3日の米国市場ではハイテク銘柄の多いナスダック総合指数が3月3日に1万2995ポイントと1万3000ポイントの大台を割れた。これら指数はいずれも底値圏だ。4日の日経平均の下落の半分はファーストリテイリングとソフトバンクGの2銘柄の下落によるものである。ヘッジファンドは日経平均寄与度の高い銘柄に売りを浴びせ、日経平均を急落させることで投資家の弱気心理を増幅させる。急落させ底値で売らされることはよくあることだ。

売り圧力が続いたグロース(成長)株に底打ち感

2月から続いたバリュー(割安)株の上昇に天井感が出始めている。今後の展開としては売り圧力が続いたグロース(成長)株に底打ち感が広がる。同時にGAFAM(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフト)といった主力大型ハイテク株も上昇基調が強まってくるだろう。米国市場でGAFAMが上昇し、ナスダック市場が回復すれば当然、日本でもマザーズ市場などハイテク株が買われる。

例年3月は売りが出やすい月

例年3月は年度末を控えた年金基金による売りや企業の政策保有株の売りが出やすい月だ。東証1部市場が軟調な動きとなる中、その資金がマザーズ市場に流れることがよくあるのも3月の特徴だ。2015年、2016年、2017年、2019年はいずれもマザーズ指数は上昇している。特に2016年は3月の1ヶ月間だけで20%も上昇している。つまり、現在売られている好業績のマザーズ銘柄は絶好の買いチャンスということだ。

取引時間中の動きは気にするな

日本政府は4月にも新たな景気対策を打ち出す予定だ。ファンダメンタルズの改善期待は現在も維持されているので、今後徐々にボラティリティが低下することで、従来の強気相場に回帰する可能性は極めて高いだろう。それを考えればバリュー株が下落して日柄調整した後は買いで取り組んで良いだろう。今の日本株式市場はヘッジファンドによる「225先物とダウ先物」のプログラム売買が活発で取引時間中の乱高下が激しい。今の様な底値圏で買いを入れ取引時間中の動きは気にしない方が良い。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はクリーマ(4017)、ドラフト(5070)、東京通信(7359)。

 3月8日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

 

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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