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戻り売りに押され小幅続伸
10日の東京市場は小幅に続伸しました。日経平均は12円高です。長期金利の低下を受け前日の米株市場でナスダック指数が大幅に反発した流れを引き継ぎ、ハイテク・グロース株を中心に買戻しが先行しました。ただ、朝方に200円超に上昇したあとは戻り売りに押され、前日終値を挟んで方向感なく揉み合う上値の重い展開です。
米金利動向確認するまで動き取れず
やはり今晩の10年債、11日の30年債入札、また、2月の米消費者物価指数の結果を受けた米長期金利の動向を確認するまでは動きが取れないのでしょう。景気敏感セクターは利益確定に傾き、半導体関連や新興市場のグロース株も直近急落に対する自律反発の域を出ず、朝高のあと上げ幅を縮め下げに転じる銘柄も散見されました。
三櫻工が高値うかがう
推奨銘柄については三櫻工<6584>が続伸し高値をうかがう動きで、銅精錬のマージン改善で収益上振れが期待されるダイセキ<9793>に追撃買いを入れました。ただ、他候補銘柄は反発ながら上値が重く、積極的な売買は控えています。引き続き米長期金利をにらみながら押し目買いのタイミングを計る考えですが、米国債入札のあとは日米中央銀行の金融政策会合を控えており、重要イベントを通過するまでは慎重姿勢を崩せないでしょう。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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