エネルギー不足【転ばぬ先のテクニカル】

売買代金８日連続３兆円割れ

昨日の東京株式市場は反落しました。先週から新年度に入りましたが、売買代金が明らかに減少してきました。引け段階の売買代金２５日平均は３兆７０７億円です。しかし、３月３０日以降は８日連続で３兆円を割り込んでいます。明らかにエネルギー不足であり、投資家は利食いもしくは様子見に徹していることが分かります。

ＮＹ市場も出来高急減

昨日はＴＯＰＩＸ指数が５日移動平均線、２５日移動平均線を割り込みました。ＮＹ市場も最高値圏にいますが、実は出来高が急減しています。こんな時は売買を慎重にせねばなりません。

日本電子材料は押し目拾い

個別では本紙電子版４月５日号でご紹介しました日本電子材料<6855>に引き続き注目します。先週金曜日に出来高を伴って大陽線を立てました。５日は買い気配スタートとなってしまい、２１９３円寄り付きとなってしまいましたが、翌日６日は５日線の走る２０３５円まで押し目が入り、その後は切り返してきています。
一目均衡表の雲の上に出てきており、遅行スパンもまもなく雲抜けが期待される位置。来週には２５日移動平均線が７５日移動平均線とのゴールデンクロスも期待できる位置におり、押し目は丹念に拾っておきたいところです。３月１２日に３４００円台でご紹介した野村マイクロ・サイエンス<6254>に続く銘柄として期待しております。

日々勇太朗

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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