日米株は上昇トレンド続く!!【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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日経平均だけを見ていると株式市場の方向性を見失う

日経平均は5月29日に2万9000円台に乗せてから10日間、2万9000円を挟んだ動きが続いている。日経平均だけを見ていると株式市場の方向性を見失ってしまう。日経平均はあくまでも225採用銘柄の動きだけを反映したものだからだ。

値がさ株は5月31日から下落トレンド

特に日経平均寄与度の高いソフトバンクグループは5月11日から、ファーストリテイリングやエムスリーといった値がさ株は5月31日から下落トレンドが続いている。日経平均が年初来高値を付けた2月16日に3万714円と3万円の大台に乗せた。その後、3万円の大台に乗せたのは3月18日と4月6日だ。3万円の大台に乗せる時に相場を牽引したのがこれら値がさ株だ。

東証の年初来高値銘柄は258銘柄も

現在はワクチン接種が進み経済が正常化に向うことを株式市場は織り込み、最もコロナ禍の悪影響を受けたJALやANAといった空運業やHISといったレジャー関連やJR各社など陸運業、三井不動産や三菱地所など不動産業の上場が目立っており、年初来高値を付けた。6月9日は日経平均が下落する中でも東証の年初来高値銘柄は258銘柄もあった。

新興市場ではマザーズ指数が5月6日以来約1カ月ぶりの高水準

新興市場ではマザーズ指数が5月6日以来約1カ月ぶりの高水準となっている。日経平均の上値が重いから株式市場全体が弱いと勘違いしてはいけない。日本の株式市場は上昇トレンドの中で業種毎の循環物色が進んでいるのだ。米ダウ工業株30種平均も同様に1カ月ぶりの過去最高値更新を目前に足踏みが続いている。

デリバティブの持ち高が減少

米国の相場格言に「Never short a dull market(単調な相場では決して売るな)」というものがあり、今の状況を的確に表現しているようだ。ニューヨーク証券取引所(NYSE)やハイテク株が多いナスダック市場の売買高は低調だ。これは相場変動に備えるために使うオプション取引などデリバティブ(金融派生商品)の持ち高が減少していることが背景にある。

豊富な資金と巨額な財政出動で上昇

価格変動に備える持ち高が減少しているのは、相場に大きな調整が入らないためだ。なぜなら、上場投資信託(ETF)経由で流入する資金が相場を下支えしているからだ。米国株は今後も株式市場に流れる豊富な資金と巨額な財政出動で上昇するだろう。過剰流動性相場が続いている日本株も上昇トレンドが続くことになる。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はソレイジア・ファーマ(4597)、黒谷(3168)、タスキ(2987)。

6月14日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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