株式が最も上昇する総裁は?【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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誰が総裁になれば最も上昇?

9月29日の自民総裁選で河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏の誰が総裁になれば日本経済が上向き、株式市場が最も上昇するのか。

全てにおいて具体的に詳細を示している

それは高市氏である。「金融緩和」、「財政出動」、「危機管理投資・成長投資」を政策の柱に掲げた。この「三本の矢」がサナエノミクスだ。安倍元総理が掲げたアベノミクスと似たようなネーミングであるが、政策の中身は全く違う。高市氏のコロナ対策、経済財政政策、エネルギー政策、外交・安全保障政策など全てにおいて具体的に詳細を示しており、内容も素晴らしい。

事実上のMMT採用方針

他の候補者の演説を聞けば、その差は明らかだ。ただ、一番人気は河野氏である。国民は派閥の長老支配に嫌気しており、政治家の若返りに賛成だ。麻生副総理のような品格のない人が日本のナンバー2で派閥の長であることに国民は疑問を感じている。麻生氏に反感をもたれている河野氏の人気につながった。また、高市氏の注目すべき政策は2%の物価目標を堅持し、達成するまでの期間、プライマリーバランス(基礎的財政収支の黒字化)を凍結することだ。インフレの兆候が表れれば投資額を調整すると述べ、事実上のMMT(現代貨幣理論)採用方針を示した。はっきりと緊縮財政から積極財政に転換する事を示した。

失われた20年の失敗

高市氏は失われた20年の失敗は緊縮財政であることを理解している。政府が支出する資金を日本が成長するために必要なところへ投資する。企業や国民の成長が国家を強くし、国民が豊かになり、安心して暮らせる生活が実現するのだ。

竹中氏はプライマリーバランス黒字化の誤りを認めた

そもそも、プライマリーバランス黒字化は小泉政権時代の経済財政担当大臣として竹中平蔵氏が「骨太の方針2001」に盛り込んだものだ。その竹中氏はプライマリーバランス黒字化が誤りであったことを認めた。竹中氏は「日銀が買い取る形で、100兆円ぐらい国債を出しても問題は起きない。国債発行額を抑えるべきだとする財政均衡論者が言っていたこと、これは間違いです。財政健全化目標が間違いだということは、コロナ禍の今、明らかになっている」と述べた。政府は間違った政策を即刻廃止すべきだ。この重要な発言が大手新聞、メディア等で報道されない事が全く不思議である。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はサイバートラスト(4498)、スパイダープラス(4192)、インパクトHD(6067)。

9月27日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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